我家は数年前に増築した。そして、今は主に新築した方が生活の場となっていて、かつて子供部屋だった場所などはそのまま物置と化している。

部屋を引っ越す際、一応壊れたおもちゃなどはかなり捨てた…筈だが、当時ゴミ処理問題が今ほど知れ渡っておらず、捨てられずに残っているものも数多くある。と言うより、かつての生活は『捨てるほどモノがあって困る』状態にならなかったんだと思う。
ともかく、今なら『焼却ゴミ』と分別できるが、当時は捨て方がわからなかったものもゴロゴロ…。

その『魔窟』へ今日、オイラは踏みこんだ。
子供の頃に読んだ本が目当て。『くにうみ』『いなばのしろうさぎ』などの、日本の古典のわかり易いバージョンがあったのを思い出したのだ。

雑然としていながらも、懐かしい子供部屋。小学生当時の書道の道具から、描いた絵から何から…。
本は背が見えるように山積みになっていたんで、目当ての本はすぐ見つかった。
…しかしほこりっぽ過ぎて、部屋へ持って帰る気は起きなかった(笑)。

ちなみに母は学校職員で、学級文庫推奨、といった類の本をまとめて買う。学術図鑑も多い。『漫画で読む歴史シリーズ』は、『日本』『中国』『世界の…』各種装備(装備?)。
絵本も好きだし、『詩とメルヘン』も買い続けていて、『エースをねらえ!』『はいからさんが通る』『七つの黄金郷』など漫画の蔵書も多く、『ブッダ』『ブラックジャック』なども文庫版を箱で買うという…。
それも母は、読み終えた順に、その部屋に貯めて行った。

要するに、我家はちょっとした『図書館』並の蔵書量があるのだ。

ふと思った。
この部屋は明き部屋だし、本棚さえあればもっとまとめて本が置ける、書斎に出来るんじゃないか…と。

今なら、かつて持て余した量のおもちゃの残骸も敵ではなかろう。

なまじそんな事を思って片付け始めてしまった。
「掃除だし、ゆっくり動けば無理もなく、いい運動になるだろ」
…根気入れてやれば、掃除も重労働だと言うことはすっかり忘れていた。

私は掃除が好きだ。整理整頓が好きだ。掃除機はあまり好きじゃないが、ほうきで掃いたり雑巾がけしたりが妙に好きだ。自分でも丁寧で良く出来ると思う。ただし、気が向いた時に限り(笑)。
(しかし学校の掃除も大好きだったんで、成績が悪い割合に先生方には大目に見てもらえた。なんか掃除しっかりやる子っていい子っぽく見えない? 掃除が好きなだけだったんだけど。)

話の脱線が多いんだけど、ともかく大掃除開始だったのだ。

…引っ越して、5年以上10年未満と言うところだろうか。

明らかにそこは、ススワタリの洗礼を受けていた(笑)。
足の裏!!!!!
サツキちゃんとメイちゃん状態。
真っ黒!!!

ほこりっぽいとこでも、なかなか『黒』く汚れる事ないよね? せいぜい灰色っぽくなるくらいで。
真っ黒だったのよー!!


…今日中には片付かなかった。明日も大奮闘だ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索