ISBN:4840106835 単行本 小栗 左多里 メディアファクトリー 2002/12 ¥924

書店で見つけて、ちょっと立ち読みのつもりがはまってしまったとゆー本(笑)。

付いていた帯に、語学オタクで日本語研究にも熱心なダーリンに
「『ぶん殴る』ってなんで『ぶん』なのかなー?」
と質問される奥様(著者)の図があって、心を掴まれました。

中身も十中八九そんな感じで、言葉の違い、文化の違いにビックリしたりあきれたりするカップルの喜怒哀楽が(いや、主に喜と楽だろうか)描かれてます。
驚くほど…べたべたしてない、と言う意味で甘くなく(笑)、楽しいカルチャーショックがたくさん。
あんまりに読みやすくて楽しいので一気に読んじゃって、「あぁもう全部読んじゃった☆」と物足りなくなり、まためくってしまう本です。

カルチャーギャップって、国際結婚に限ったことじゃなくて<他の家庭で育った人と暮らすと必ず感じるもの>だと思うんだけど、相手が<外国人>と思うと、<よその国の人だから仕方ないか>と割り切りやすいものなのかな?
食生活に限らず言葉も習慣も好みも生活時間も、どこの夫婦にも、あるいは友達同士で一緒に暮らしても、必ず<常識の差>はあると思う。
それが喧嘩の元になったり、理解の元になったりするんだと思うのです。
端的に言うと「友達とする、家の味噌汁の具の話」(笑)。
暮らしのギャップの象徴的な話題だと思うのが、それなもんで。

でも、このお二人は国際結婚じゃなくてもこうだったんだろうなぁと思いました。
国籍不問で、人間同士、やはり一番は相性だろうと。
(お国柄が人を育てると言うことは確かにあると思うけど)
このお二人も、生活を見るに相当個性的だから、お互い知らぬ間に足並みが揃ったんだろうと感じました。

基本的には、相手と自分の違いを楽しめるか否か。
このお二人の人生姿勢と考え方が立派だなぁと、その辺りにも感嘆せずにいられませんでした。

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