ヘビ

2005年7月23日 日常
薄緑色の、長さ50cmほど?のヘビを見ました。
公園の植え込みの中にいて、歩道を渡って対岸の草むらへ移動したがっているように見えたのですが、人の気配に出るのを渋って引っ込んでしまいました。

そのちょっと後に見たら対岸へ渡ったらしく川辺に下りていて、私も川辺まで降り2mほど離れて凝視していたら、目が会いました。
横顔もキュートだったけど、正面顔もラブリー。
器量のいいヘビでした。

母は私の亀好きに…正確には男塾やトランスフォーマーや私の描く美少女系の絵全般に…あまりいい顔をしませんが、殊更にヘビが好きだと言ったならそれこそその眉間に深く深く皺を刻むでありましょう。
ヘビが大嫌いな父もきっと。
でもいつも思うのね、嫌いな人がとにかく嫌悪感を抱くように、好意もまた自然に湧き出るものだって。
私も理由など聞かれれば困るけど、私の形態に関する「好き」倉庫には、ヘビやカエルや亀が入っているとゆーことなんだよね。
毒蛇の怖さを知らないのかと言うのとはまた別の話、私も噛まれるのはイヤだし毒は怖い。
ただ、あの形が好き。仕草が面白い。

結構現実的に「ヘビを飼いたい」と考えるのだけど、現実的に考えるだけに不可能だなーと思う。
餌がカエルだったら、私はカエルも好きだからあげたくない。
餌を他の物で代理するとしても、水槽の中では小さなヘビでも狭かろう。
種類についてあまり詳しくはないけど、環境が合えば多分どんどん大きくなるだろうし、そうなればやはり狭いのは可哀相だ。
寿命もきっと長いだろうと思う、そしてどんどん大きくなって…でもあっちは私と約束して「この範囲から出ないから」とか一定ルール内で動くことは出来ないから散歩も出来ない。
根本的に『飼い主』と言う概念ないだろうから私の存在もなんだかわからないだろう。
いつも眺めていたいからと言ってそれだけの理由では飼えないと実感。

以前イグアナも飼いたいなと思ったけど、ほぼ同じ理由で実現をあきらめた。
亀は…亀もまぁ殆ど同じかなー。
見ていられりゃいい、閉じ込めて餌以外の一切を不自由させる、ってのは基本的に「好き」と違う気もする。

犬は色々な形で関わって暮らせるけど、生命体としての波長が離れてい過ぎると交流もへったくれもないって言うか。
同種か敵かどうでもいい(無生物・植物扱い)か、って言うだけの関係は寂しい。

ちなみにおもちゃのヘビや亀やカエルはキライ。
チョコエッグくらい「おもちゃだって分かるけど本物そっくり」だと「よく出来たミニチュアのおもちゃ」として見られるんだけど、塩ビやゴムで出来た実物大くらいのは「なんだか気色の悪い不気味なもの」なのだー。
不出来で胡散臭い、中途半端な着ぐるみに似ている。
「生物なのか無生物なのかハッキリしてくれ!!」
あれは結構動揺する。
本物のヘビを投げ寄越されても悲鳴はあげない自信があるが、おもちゃのヘビはそりゃもうきれいなお手本のような悲鳴を上げる自信がある。

とにかく。

今日会ったあの子は可愛かった。

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