ISBN:4056028923 単行本 伊沢 昭二 学研 2002/12 ¥2,205

★★★

『漢』好き仲間Gさんが貸してくれるといった本がこれだ!!

最高です

写真満載、カラーで色合いも細部もよくわかる!!
誰所蔵いつの時代と言う基礎知識はもちろん、兜・篭手・臑当・面頬・陣羽織なども個々に解説され至れり尽くせり!!
おをー入門編としても密な資料としても使えそうでしかも内容の割合に安い!!
戦国合戦モノを書かれてる作家さんならどなたも所蔵されてそうな感じ。

私の買った日本刀の本は製作技術や年号・波紋などまで解説されていてより分厚いのでこの本より高くても仕方はないのだけど、これを見ちゃうともっと違う本で知りたいことピンポイント!つーのもあったんじゃないかともやもやしちゃいます。
鞘や鍔より基本は刀身だと思ってるので、刀身について深く知るにはいい本であろうと思うんですけどね。
…まだ読めない(見たことのない)漢字が多くてね…。

ちなみに、別に合戦モノや鎧の絵を書きたいわけではないのです。
もちろん日本刀は武器だし刃物。
それを思えばただ怖いんですが、姿そのものは何ともきれいで惹かれるのです。
もともと日本のものに限らず「職人技」に興味があるので、ブランド品の仕立て過程とか宮大工の仕事、なんて特番があると好んで見てます。
普段から関連書籍を読み漁るわけではないんですけど、「職人」「手業」「仕事」<この場合手腕のこと)は大変に魅力的なのです。
一応(ホントに一応…)美術畑にいるので、絵画や造形・建築鑑賞の延長と武道好き属性の交差点に日本刀があるんじゃないかと思います。

未だ実物は手にした事がありませんが、いつかは間近で細部に至るまで眺めたい。
叶うことなら自分で分解して組みなおしてみたい…そう思ってます。
(手の届かなさそうなモノだからこその憧れもあるかな? アイドルに個人的に会いたい、みたいな。…全然違う?)

全体の姿としては、男塾に出てくるような「いかにも」なものより、鍔がシンプルな楕円で小さめ、柄や鞘の色味も地味目のものが好きです。
私がすごく欲しかった本の中に、凝った造りのきれいな鍔がたくさん載った写真集がありましたが、「装飾品よりまず基本の刀身」と、日本刀の基本本を買ったのでした。

学生時代国語の資料集に載っていたものを書き写したり、図書館の本で部位の名前を勉強したりしたんですけどね…結構忘れちゃってて、漢字の読み方思い出すとこから再開です。

絵柄的に好きだしよく見るモチーフではありますが、現実的には「女性と日本刀」は全然似合わないと思っています。
小説なり漫画なりでは創作の世界だから誇張&緩和されるんでしょうね。
(銃は本当に苦手です、ゲームでも罪悪感あります)

ちなみに。
職人技に弱い私ですが、数学的なものが絡むともうダメです(笑)。
例えば「よく出来た鳥の細工」は見入ってしまいますが、それが「仕掛けで動く」となるとどーでもよくなります。
天球儀とかナントカ時計とか、そゆ「主に理科や数学で成り立つもの」には脳が迎合してくれません。
木材削る角度だって金箔の伸ばし方だって建築の図面だって数学が絡んでることはわかるんですけど…「制作」が「製作」になると着いて行かれないカンジ。

レオナルド・ダ・ビンチは偉大だったのだなーと、バカな私でもこの時点でわかります…。
(数学家で建築家で芸術家で発明家で…世に名を残すそれこそ<総合芸術家>だったと習いました)

そういや大江戸博物館で刀には長々見入ったのに古式の銃はかなり適当に鑑賞しました。
なんか職人技の結晶でありながらも「そのもの」と「仕掛け」の象徴みたいで、それにスッパリ反応が分かれる自分がおかしかったです。
国語と技術家庭科好きだけど数学と理科は苦手、つーか。…美術で融合してるっつーの。

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