祖母が亡くなりました。
今日納棺、明日お葬式です。

先週の火曜お線香をあげに行った時はいつもどおり話をしました。
水曜の晩倒れ、日曜の朝、父から「おばあちゃんだめだった」との電話。
木曜日にお見舞いに行ったときにはお医者さんから「数日…」と言われていました。

親類が多いので、あの子が生まれてこのおじいちゃんが亡くなり、この子が生まれてあのおばあちゃんが亡くなり、という流れを体験してきました。
絶望というよりは、やわらかいあきらめに近い何か、「これが自然」という、悲しいのとは別なものがあります。
今回特にあっけなかったから、今でもうっかりすると忘れてしまいそうになります。
子供の頃からずっとかわいがってもらいました。
自分の子供の頃が消えてしまうような、切ない消滅感です。

娘を産んだ時、「あー、私も年取って死ぬんだな」と思いました。
命の連鎖の中に加わった感じです。
祖母と娘が一緒にいるところを見るたび、この二人が5年10年先ずっとは会えないだろうと感じました。

娘が生まれるんだから、おばあちゃんが死んじゃっても、それは仕方ないことなんだ。
娘が生まれて、両親が祖父母という立ち位置になり、私たち夫婦は親になった。
おばあちゃんはひいおばあちゃんになった。

だから、時間が流れているだけなのです。

結婚式に出てもらい、娘をなでてもらいました。
それで満足しなきゃいけないのです。

生きている間に、いっぱい会って、話をして、楽しい時間を一緒に過ごすことを、大事にするのです。
ほんと、それだけしかないのです。

亡くなった時かなしいのは、それだけ大好きだったからです。

娘を育てていて、自分が何をしているのかよくわからないまま日々が流れてゆきます。
「こんな毎日でいいんだろうか」って思うんだけど、きっと、それでいいんだと思います。

娘はもうはいはいで家じゅうを探索しまくり、目が離せません。
8ヶ月経ちました。
成長しています。
8ヶ月は、長いです。

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