Video Game D3PUBLISHER 2005/11/10 ￥6，090

手ぬぐい欲しさにもう一本。
格安だったとは言え…（下手するとバイナルテック買えた…）。
ちなみに新品未開封品です（苦笑）。

別にタイトルのオヤジってのは元総代の総理じゃありませんよ、ええなんか屋台の飲み屋っぽく付けただけで。
…でも獅子丸のセリフに見えなくもないか…。

で、2本目となるソフト。
売ろうか…と言う考えもよぎりましたが、DVDBOXと共にお蔵入り（パッケージ似てるから特典ゲームに見えなくもない）。
ひとまず未開封で保存決定。
PS2持ってる知り合いにあげようかとも思ったんだけど、どー考えても男塾のコアなファンじゃないと…ね…（遠い目）。
それも切ないし。

★★★で、バトンキャッチャーゆきます（笑）。

《キャラバトン》

●あなたが好きなキャラを5人あげてください（アニメ、ゲーム問わず）

以前と似た回答になるので、今回はサイト内のコンテンツ「以外」で回答します。
絞りやすいようにゲームの女の子だけ、特撮は除外。さもないと大変だから…自分の脳内が。
・闘神伝・エリス
・FF6・ティナ
・卒業2・犬塚さおり
・アンジェリーク・ロザリア
・月姫・翡翠

●その中で、あなたが最も好きなキャラは？

・エリス
あ、これ今までの質問で一番楽だ（笑）！！

●そのキャラのどんな所が好きですか？

・声とコスと仕草と性格と設定と微妙なズレと…（※俺法により鉄炮塚さん以外は不可）。

●そのキャラに着てもらいたい服を3つあげてください

・ありえないゲーム系の女子高生制服（笑）。＜セーラーあったから…
・ありえないゲーム系のバイト制服。
・つか1の衣装最強一番。
つかキャラ強すぎて、メイドもゴスロリも甘ロリもちょっとイメージ違う…。

《キャラバトン　その2》

バトン回してくださった方が亀忍者オンリーで答えてらしたので、私もそれに習います〜☆
他の回答は上でもしてるし以前もしたし。

●好きなキャラと出典
ドナテロ。テレビアニメの衛星放送版吹き替えで一番好みだったので。
他のドナテロは理系の大人しい「僕」っぽい子なんだけど、古田信幸氏版は一人称「俺」、「君はどこの武道家ですか？！」と言う逞しさが感じられます（笑）。

●TMNTの第一印象＆出会い
随分昔、レンタルビデオ屋さんのポスター。
マンホールから顔を出してる4亀の不気味さに硬直したのを覚えてます。
そして「一生この映画は見ないだろうな〜」と思いました（笑）。

●TMNTに落ちた瞬間
衛星アニメ劇場でアニメが始まった時。可愛さと軽快なカッコよさに参った。

●好きなTMNTの台詞
「俺たち亀でホントよかった…」＜映画2）
「スプリンター先生…！！」＜映画1）先生を思って4忍が泣くとこ。

●TMNTに云われたい台詞
言われたい…？
「キミ、忍者の素質あるね！！」とか。子供の頃マジ忍者になりたかったんだよー（笑）。

●バトンを渡す5人
…任意でお願いします（＾＾；）☆

中島みゆき 瀬尾一三 CD
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
2005/11/16 ￥3，150

遺失物預り所
帰れない者たちへ
線路の外の風景
メビウスの帯はねじれる
フォーチューン・クッキー
闇夜のテーブル
我が祖国は風の彼方
命のリレー
ミラージュ・ホテル
サーモン・ダンス
無限・軌道

★★★

同じ頃発売になったのでギャラフォのサントラ（2）とどっち買おうか迷ったけど「ギャラフォは終了後「PhaseIGNITTION」後半と一緒に買えばいいか」ってんで、今回はみゆきさんを優先。

私の永遠の歌姫中島みゆきさん、久しぶりのニューアルバム。
（だったと思う、多分。ここのとこ再編アルバム二枚ほど出てたっきりかな？）
歌を聞く前に歌詞カード読んで泣いてしまった。
特にここ3日ほど連続でやってたドラマ『女の一代記』のテーマ曲「命のリレー」。
歌声に乗ると歌詞の切れ味が包まれて違った形で胸に来るけど、みゆきさんの詞は読んだ時の衝撃がとても大きい。

収録分全曲みゆきさんが作詞作曲で、編曲が瀬尾一三さん。
…なるほど、どの曲もそれとわかりやすい（笑）。
長年の耳なじみメロディ。

歌だけでなくご本人もとても面白いので、今秋から流れているビールのCMも流れると見入ってしまう。
ふたつ目のCMでは「飲み食いできるCMっていいですね」と、ほにゃっとした笑顔と声で言われて大笑いした。
本音…ですよね、みゆきさん…！
年賀状のCMを3年ほどされた後CMでみゆきさんを見るのは久しぶり。

ラジオの番組も聴ける局のがもう10年（？！）ほど前に終わってしまって、おしゃべりの「みゆき節」、とんとご無沙汰。
またどっかでやってないかなー…これはどうかなって単語で検索すると「プロジェクトX黒部ダム編」が出ちゃう、うちの地方。

ISBN:4838715285 単行本 鈴木 おさむ マガジンハウス
2004/09/16 ￥1，050

放送作家鈴木おさむ氏が、森三中の大島みゆきさんとの結婚生活を（これでもかと言うほど）赤裸々に綴った本。
表紙見て思わず手に取ってちょっと中身見て大爆笑で購入。
読み進むうちにあまりにも赤裸々すぎてこっちが「こんなこと聞いちゃっていいの？」とご近所の噂を聞いてるモードになっちゃった。
しかしなんとも「いい夫婦（コンビ、とした方が適当かな）」。
これは旦那さん側の視点なので奥さん側からすればまたまったく別の悲喜こもごもがあると思うけど、これがホントにお互いの総意だとしたならば、価値観の一致がこれほど顕著な夫婦も珍しいと思う。

★★★

ちょっと落ち込んでます。
妹が「アンタあんなに浮かれてるじゃん！」ゆったけど（笑）。
うんまぁねーそりゃ毎日男塾の素敵な面々声付きで動くの眺められるわけですから最高ですよ。
でも、この本の中にも出てくるんですが、「寂しさと言うやつは厄介で、満たされてるはずなのに急に襲ってくる」。
きっかけの一つもなかったわけじゃあないんですが…。

なんかほれ、ゲームは確かに面白いけど獅子丸見てるとさ、憧れの人が大人になってその子がもうこんなに大きくなっちゃった、と言う寂しさもあるわけで。
（原作見てるだけなら切り離して考えられたんだけど、「当時の男塾」再現に獅子丸が登場して、当時憧れたままの姿の彼を「親父」とかゆわれた日にゃなんかその、こっち側にいる自分の年月がまざまざと思い知らされて夢見心地に水さされるって言うか）

んで、今現在の自分についてちょっとアレコレ尋ねられることがあって、胸張って現状説明できないのが情けないなとか。

塾ゲーしてたとこ母が見て「お前はもうそんな年じゃないでしょ」と諭されたりとか。
母にとって大人はアニメも見ないしゲームもしない、加えてこの年なら子育てと旦那に時間割くのが「まっとう」であるわけで。
同好の士や同年代で似た立場の方に対してまで「現状恥ずべき」などとは申しませんが、私にとって母は「とてもまっとうな人」であり「世の、社会人の正しさの全て」であるので、ただただなんか申し訳ないというか、ろくでもない自分が切ないと言うか。
朝早く起きて夜早く寝る、三度の食事をちゃんと採り相応の年に結婚し子供を産む、ご近所づきあいもどこの娘さんと言うわけではなく一人前の大人としてできる。
そう言うあまりに人間として立派なまっとうな…母にしてみれば最低の常識たろう…条件を満たせていない自分はハイごめんなさいとしか言えないわけで。
あくまで一個の家の中の価値観であると思うので私個人に当てはめて恥とするだけで「私も該当者よ文句あんの？」と思う方がおられたら申し訳ない、そう言うつもりはありません。
ただ、その母の元で育った自分がなぜこんな状態でいるのかは、自分でも不思議。
もうちょっとましな人間になっててもよさそうなもんなのに。
自分としては全力で努めてこの状態なので、これ以上望まれると本当に困るんですけど（事実だから余計情けない）。

あぁだからもう。
なんか寂しいなぁ〜と思いましたよヘヘン。

今まで生きてきて「少しでも前の私は今より物を知らない私」として過去の自分をうらやむことなどあまりなかったのですが、夕方帰宅中の中学生の群を見てなんかうらやましいなぁ〜と思ってしまいましたヨ。
何がと言うわけでもなく。
自分の中学の頃やその時の出来事なんて繰り返したくないけど。
（思い返すと頭の痛いことばっかりだったな…）
まぁ今中学生だったとしても、きっと「ギャラフォの司令官カッコいー、へー過去にもトランスフォーマーってシリーズあるんだ！！」とか「獅子丸カッコいいー！！へー暁の前に魁なんてあったんだ〜」とかゆってはまって、絶対＜ここ四倍画）今と殆ど変わらない道行くと思いますけどね。

なんだ、今のままでいいんじゃん、自分。

はい、立ち直り完了。

石井竜也 伊藤隆博 柿崎洋一郎 石井竜也
featuring NORA 金子隆博 CD
ソニーミュージックエンタテインメント
2005/10/12 ￥3，990

＜ゲンキ盤＞
HI TENSION LOVE
GOLDEN FISH ＆ SILVER FOX
リズム
夢 DE 愛魔性
壮絶夜舞酒家(souzetu night club)
朝日につづく道
この世のHEAVEN
花まつり
HIP SHAKE!!
花MORE 嵐MORE
コ・ウ・カ・イ
君はランバダンバンバ
AFFECTION
勝利!!
道はある

＜イヤシ盤＞
WHITE MOON IN THE BLUE SKY
安心しろよ
RIVER
あなたに
遠くへ…
GROUND ANGEL
未来~まだ見ぬ時代よ~
抱いて
君をつれて
心の言葉
夢の迷い道で
愛の力
未完成の自画像
君だけが出来る事
緑の山

★★★

頂き物CD第二弾。やっぱり布教用（笑）。
くれた人ご自身はDVDつきの初回限定版を買ったそうな。

石井さんの曲は米米クラブの時もよく聞いたので、懐かしいものばっかり。
Bestアルバムだから懐かしいのは当然なんだけど。

イヤシ盤よりゲンキ版のほうが好きだ。
米米はムーディな歌やメロディアスなラブソングよりもランチキお祭大パーティなふざけた曲の方が好きなのだ（笑）。
もちろん普通に（？）いい曲もあるんだけど、ジェームス小野田氏が歌う「私こしひかり」とかキャッチーなのが奇妙で面白い。

ちなみにこれは「米と石で臼」とゆーのの、「石」セット。
石井氏のプロデュース＆パッケージングセンス、そしてネーミングセンスは最高だ！！
自分の名前の「石」や「竜」、バンド名の「米」と言う文字をハイセンスに、しかも失笑が付いてくるような要素込みでタイトルにする。
例えば＜Dorag-On＞で＜ドラゴン＞とか。

パフォーマーでアーティストで歌唄い。
モノヅクリに常に全力で当たる彼の姿を思うと、スポットライトに当たっていない時の方が私には興味深い。

つづく。…と思ったら「米」バージョンが出ないや（汗）。
紹介できないじゃん！！

えーと、＜ウタウ二枚目＞と＜オドル三枚目＞が収録された「米」とゆーベスト版二枚組ももらいました（笑）。
「KOMEKOMEWAR」や「なんですかこれは」が入ってる＜三枚目＞が大好きです。
（これもDVD付があるそうだ）

★★★

先日町村合併で＜市＞になった＜村＞の＜そば祭＞へ行って、そば食べたり牧場行って乳製品買ったりして、紅葉眺めてきました。

木々が美しかった！！
何食べてもおいしかった！！

そして何よりそれを感じることのできる自分が嬉しかったー！！！

一時、うれしいとかきれいとかおいしいとか一切が感じられなくなった時があった。
体の具合が悪くて、心も重くなっていたとき。
回復してから改めて、おいしいものやきれいなものって最初からあるわけじゃなくて、それを感じた自分の心がそれを覚えているんだと思った。

紅葉がきれいで、黄色や赤や、言葉に尽くせないたくさんの色が見えて、心がふるえて、本当にうれしかった。

うれしいことやきれいなものが分かるから痛いことや苦しいことがわかるなら、仕方ないと思った。
寒いのがわかるからあったかいのもわかるんだ。

実際今日は本当に寒かった。
山の上のほうはもう冬が来てたよ確実に…。

もうちょっとで今年も終わるよ。
レベル30に近づいてるよ（笑）！！
…ちょえええ。＜「ひょええ」と打とうと思ったが面白いからいいか）
歳を重ねることは嫌ではないが、経験値に見合わないレベルをもらっているようで気が重い今日この頃。

★★★

かれていた声がやっと元に戻りました（笑）。
あーしんどかった☆

大野雄二 石井竜也 中川昌三 DOUBLE 上妻宏光
CD バップ 　2005/07/21 ￥5，000　二枚組

1枚目＞
日本テレビ系アニメ「ルパン三世」オープニングテーマ 『ルパン三世のテーマ‘80』 (2005version)
角川映画 「野性の証明」 主題歌 『戦士の休息』 (feat.石井竜也)
オンワード 「ジェーン・モア」 CF曲 『ミスティ・トワイライト』
日本テレビ系アニメ「ルパン三世」エンディングテーマ 『ラヴ・スコール』 (feat.DOUBLE)
大野雄二アルバム 「フルコース」より 『ROUTE 246』
角川映画 「犬神家の一族」 主題曲 『愛のバラード』 (feat.上妻宏光)
日本テレビ系アニメ 「海底超特急ザ・マリン・エクスプレス」 主題歌 『THE MARINE EXPRESS』 (feat. タケカワユキヒデ＆トミー・スナイダー)
東映映画 「最も危険な遊戯」 主題曲 『メインテーマ』
NHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」 主題曲 『マー姉ちゃん』
新曲オリジナル 『Made In Y.O.』

2枚目＞
フジテレビ系アニメ 「スペースコブラ」 エンディングテーマ 『シークレット・デザイアー』 (feat.サーカス)
日本テレビ系ドラマ 「大追跡」 主題曲 『大追跡のテーマ』
NHKアニメ「キャプテン・フューチャー」 主題歌 『夢の舟乗り』 (feat. タケカワユキヒデ)
大野雄二アルバム 「SPACE KID」より 『クリスタル・ラブ』
角川映画 「人間の証明」 主題歌 『人間の証明のテーマ』 (feat.トミー・スナイダー)
東宝映画 「ルパン三世〜カリオストロの城〜」主題歌 『炎のたからもの』
NHK 「小さな旅」 主題曲 『小さな旅』
日本テレビ系ドラマ 「水もれ甲介」 主題曲 『水もれ甲介』
新曲オリジナル 『Jiggy Beans』
日本テレビ「24時間テレビ」 テーマ曲 『LOVE SAVES THE EARTH』

★★★

頂き物のCD。
と言ってもお下がりではなく、参加アーティストの熱心なファンが布教用にくれたものだと言うことを強調したい。
そして、聞いたことのない曲でもとても楽しめたことも。

ここのところ微妙にJAZZ。（九龍とか）
TFファンにとってJAZZと言えばまた別のものを指す訳だが略。

ここで検索したらルパンの作曲メインにやってた人なんだね。
このCDに入ってるテーマ曲だけかと思った。
スペースコブラのEDもかー。

いかにもタケカワチックな『THE MARINE EXPRESS』と、三拍子に和テイストと言うマイツボ要素MIXな『愛のバラード』がとてもお気に入り。
ちょっと話がそれるがタケカワ氏の曲はどれもこれも無重力状態と言うか、宙に浮いているような感じがして大好きだ。

喉が痛くて声かれてるので（苦笑）、出来るだけしゃべらないようにして歌入りじゃない曲を聴くようにしてます…。
歌が入ってると一緒に歌っちゃうんだよね。

ISBN:4835440897 単行本 高橋 真琴 ブッキング
2003/12/11 ￥5，145

今すごく欲しい本。
どこで見たかとかはすっかり忘れたのに、「はぁあっ…これは…！！」と、私の心のどこかに埋まっていた意外な記憶。
…図書館に入らないかなぁ…見るだけでもいいんだ〜…。
思い起こしたい何かが入ってる気がするんだー。

一冊ずつでも売ってはいるんですが、これは5冊セットとゆーことで…今のところ手が出せません。
（月末に男塾が年末にギャラフォが…あわよくば九龍サントラをセットで…強欲）
最近ナマケモノに拍車がかかってることもあります（汗）。

★★★

サイトのカウンタで55555が近くなってきました。
「ゴゴゴゴゴ…」とゆーことで、男塾限定でキリ版ゲットでリクエスト受けつけようかなとか、でもサイト全体なんだから色々ありのキリ版にしようかなとか考えました。
でも、告知出す前にカウント行っちゃいそーなので「どうしようかな〜」とも。＜申告条件が面倒だからきっとリク来ないだろうと…）
ともあれお礼画像は描きたいです。
混同サイトなので何を描くとお礼になるか微妙なんですけど。

07月25日付 ZAKZAKの報道「杉浦日向子さん死去、46歳…漫画家、江戸風俗研究家」へのコメント：
たった今、ニュースを見ていた母が教えてくれました。
しょっく…！！！

もひとつしょっく。
荒俣先生って…荒俣先生って。

ひとまず、杉浦先生の大ファンだと言うことでこの記事は『時事』でなく『趣味』に分類しました。

★★★

台風が急接近らしく、明日の県下はどこも一日雨予報です。

★★★

修羅場中の皆様、暑気と冷気に特にご注意下さいませませませ。

ISBN:477780092X ムック シーバ編集部 辰巳出版
2004/10/27 ￥1，050

おもしろいっす。
犬の写真＋そのショットにあった5・7・5。

我が家ではこの母体となった雑誌Shi-Baを愛読しとります。
大体の犬は可愛いと思うけど、柴犬系（雑種も）の形が特に好き。
我が家の犬は混血だけど、一見「ひとまわり大きい胡麻柴」。
ゆえに、「柴系」に愛着がわくのかもしれません。

犬好きは問答無用でどうぞ（笑）。

でもわんこはやっぱ眺めるよりなでるのがいいね〜。
今時期は抜け毛が大変で、あんま触りたくないですけど。

ISBN:4840112266 単行本 トニ−・ラズロ
メディアファクトリー 2005/03/04 ￥998

やっぱり楽しい、小栗さんとトニーさんとの会話の数々。
このお二人の会話っていつもこんなに知的なのかしら、凄いなー。
今回の題材はズバリ「言語」で、日常での使い方に対する疑問の他に、発音や起源まで話題に上っています。
あまりの展開の広さに、語学や文学的トリビアに興味がある人でないと途中でだれちゃうかも？
読む側の教養と発想の広さも、かなり問われる気がします。

私は持ち合わせた知識は少ないけれど（故に？）こう言う方面が大好きなので食いついて読みましたが、学力の低さゆえに途中ガクリと理解力が下がったページも（発音とか単語とか）。
でも、「わからなくてもいいじゃない、結果として伝わることが肝心で、伝える為の方法は自分で探していけばいいんだから」、と言う気持ちになれる本でもあります。

お二人のやり取りを読むにつけ、国境や人種を越えてここまで相性のいいパートナーに出会えるってかなり幸運なことだろうなぁと思わずにはいられません。
トニーさんの発想や会話内容を一日共有して暮らして行かれる人って、かなり希少だと思うので…。
だって24時間勤勉モード（な、印象）なんだもの（笑）。

ISBN:4042840019 文庫 長島 良三 角川書店 2000/02 ￥760

「名前は知ってるけど内容は知らないなー」とトライ。

内容はミステリー（？）なので、小・中学生の頃ルパンやホームズを呼んだ時の感じに近いかなぁ。
物語や人物に感情移入するんじゃなくて、事実の推移を把握すると言う状態の読み方。

うーん、面白いとか悲しいとかそう言うのは全然ないなぁ。
ミステリーと言うにしても謎解きが完全でもなく、「彼ならやれる」で済まされちゃってるので「どういう手段か詳しく説明しろ〜！」と思う人はいると思う。
謎や怪奇とされた部分についても「え、何そんなオチなの」って感じで、大々的にわーとかギャーとか怖いとかやめてー！とかなかった。
「あ、こう言う話なの」、と。

映像化されたり劇になったりしたから有名になったんだと思うけど、小説自体はそんなに面白くない、と思う。
セリフの言い回しが気になったり、途中で話し手が変わったりするのに戸惑ったりで、字を追っている内に終わった。
設定が特殊すぎて入り込めなかったし。
私の知識と想像力が足りなさ過ぎて、詳細な情景を想像できなかったんだとは思う。
そのお陰で感情移入も出来ず、臨場感が味わえなかったんだろう、とも。
でもなぁー。

純愛…。
純愛…？
う、うーん。
まぁねぇ。
…ううーん？？？？

改めて状況を想像すれば色々な気持ちになるのかもしれないけど、とりあえず私はクリスティーヌは好きじゃないみたいだ。
ラウルのことを好きだったとは言え、「怪人」がそれなりな外見だったらきっと心移りしていたと思う（思えてならない）。
「最高の歌声と音楽の才能をもっている」と心酔し、彼の仮面を取ってしまうまで（好奇心で、自分から、仮面に手を触れるなと怪人に警告されていたのに）うっとりしていたので。
あまりの顔の醜さに全てが冷めた…のだそうだが、その後彼を恐れ、傷ついた彼に拘束されたとは言え醜い醜いと罵り、でも可哀相な人だから見捨てられないのと逡巡している様はなんだかなー。
正直と言えば正直な反応だとは思うけど。
才能に惹かれることと恋することが違うとは言っても、なんか彼女の場合信じられない。
音楽にしろ絵画にしろ、芸術的分野において（他の分野でも、か）優れた才能に惹かれるあまりその人も好きになることは珍しくないと思う。
その才能にあそこまで心酔したにもかかわらず顔が醜すぎたって理由で…。
（まぁ色々想像を絶していたんだろうし、彼女は特に純粋培養だったらしいので無理もないのか）
才能と性格は（理想と）一致しないものだと言うのも道理だから、必ずしも才能に惹かれる＝その人を愛する、ではないと思うけど、怪人の曲者っぽい性格の中にも不憫な子を気遣うような愛情らしきものもあったんだよね。
だから凶暴性の強い性格そのものも、むしろ愛するに値するものだったと彼女は感じていたはず…と思うのよ。
でも顔が醜かったって。
なんかその点が非常に、どうなの、と。

「愛する彼女をトップスターにする為に暗躍する、片思いの怪人」と言う内容を聞いたことがあるけど、原作読んだらその印象はとても薄かった。
（映画の怪人はどう見ても普通の顔…）

あらすじ＞

天才的な頭脳と類希な音楽の才能をもち、特殊な人生を送った為にあらゆることに通じている者がいた。
彼の性根は無邪気ゆえに残酷であり、生来の醜さから忌み嫌われていた為に孤独だった。
彼はオペラ座の地下に棲み着き、意のままに地上の人々を驚かし操った為に「怪人」と呼ばれ恐れられた（存在を信じない者もいたが）。
「怪人」は、自分を「音楽の天使」と信じて疑わない歌姫クリスティーヌに思いを寄せ、自分も愛されていると錯覚した。
それまで壁越しに歌姫に歌のレッスンをしただけの怪人は彼女の前に姿を見せるが、仮面で隠された彼の「素顔」を見たクリスティーヌはあまりの醜さに彼を恐れるようになった。
怪人は、深い絶望を味わったが彼女を憎めはしなかった。
元々クリスティーヌは幼馴染で爵位を持つラウルと、身分違いではあったが思いあっていた。
怪人の嫉妬を恐れラウルの身を案じて彼を遠ざけようとしたクリスティーヌだが、ラウルは「どの道爵位を持つ限り歌姫と結婚は出来ない」と、全てを捨てて駆け落ちしようと告げる。
クリスティーヌも彼の熱意に打たれるが、その駆け落ち決行の晩彼女主演のオペラ上演中、二人の計画を知った怪人に気づかれ、彼女はさらわれてしまう。
ラウルは「怪人」の素性を詳しく知る「ペルシャ人」の協力を得、怪人の住むオペラ座地下の棲家へ忍び込むが、怪人の罠にはまり死にかける。
クリスティーヌが「生きたまま−決して絶望のあまり自殺したりせずに−怪人の花嫁となる」ことを約束した為、怪人は二人を助けた。
「ペルシャ人」は、彼が歌姫に失恋した絶望のあまりにオペラ座の人々を巻き込んで自殺しようとしたことを察し、かつて彼の命を助けた責任を感じそれを止めに来た者だった。
怪人にとっては、彼は恩人であり、彼をよく知ると言う上では友とも言える存在だったのだ。
「ペルシャ人」が順調に回復した頃、怪人が彼を訪ねてきた。
「クリスティーヌが自分を夫と呼んでくれた、そして可哀相な人と心から哀れんでくれた」と涙を流して語り、それだけで自分は充分なのでラウルと彼女を二人で逃がしたことを明かす。
その満足感だけで彼は、彼女に恋焦がれながら死んでいけると伝え、その日を限りに怪人は姿を消したのだった。

＜大雑把にはそんな感じ。

母親にすら醜いと嫌われ、他人から愛情を感じたことのなかった怪人が、最後に「自分は最高に愛した人に思いのかけらだけでももらえた」と涙し、彼女の幸せを願い思い人と共に逃がしてやり、しかも自分はそれでも彼女のことを思い、思い続けるあまりにただ衰弱して死んでいく。

まっすぐな人と言うか究極的に可哀相な人（と言う書かれ方）なのかもしれないけど、純愛という言葉が好きでないせいか、この話が純愛の物語だと言う評を見ると疑問に思ってしまうのです…。

とりあえず、最後まで疑問に残るのは
「クリスティーヌ、結局彼は顔がダメなの？」
と言う点です…。